税理士の経営・財産・相続トピックスVol.026「○○は、山となる」
師走が近づいてまいりました。
仕事にも慣れてきた新入社員の方に、この時期になると「勉強と貯金は似ています」と話をしています。
時間に余裕のあるときにまとめて勉強、お金に余裕のあるときにまとめて貯金、これは、できるようでかえって難しいものです。毎日少しづつ勉強、毎月少しづつ貯金。このような継続・習慣が、山となります。
新入社員であれば、毎月5千円貯金すれば年間6万円、10年経てば60万円。そして段々と毎月の貯金額を増やしていく…。
月5千円が月10万に増えたら年間120万円、10年経てば1,200万円。これが貯金の王道ですね。
数年経ち、十数年経って気がついてみたら、結構な金額が貯まっていた。そうなると将来には嬉しさが待っている…。
小規模企業共済、生命保険料控除、厚生年金基金、ふるさと納税…このような所得控除は、年間の節税額は大きくないかもしれませんが、積み重ねると大きくなります。
お子さんも成長されたり、ご両親も年齢を重ねられたり、ご家族の環境も変化していきます。環境が変化してから気がついて見直すよりも、小さなことでも毎年の見直しを積み重ねたいものです。
私自身も、勉強の積み重ねを忘れないようにしたいと思います。
(2015年11月1日 税理士法人日本経営 代表社員税理士 丹羽修二)
本稿は一般的な内容を分かりやすく解説したものです。実際の税務・経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、税理士など専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。
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